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川西自然教室

兵庫県川西市で活動する「川西自然教室」の公認ホームページです。 里山、野鳥、蛍(ホタル)、野草、きのこなど、地域の四季折々の自然を楽しみ ながら、毎月いろいろな行事やイベントを行なってます。

   
カテゴリー「活動報告・資料・他」の記事一覧

2011.07.02 芋生川そうじ

 集まったのは著者を含む8人。川におりる人と、道路からゴミを引き上げる人の二手に分かれる。恵須川さんと田中さんが引き上げ部隊になる。田中さんは初参加。「上の方は暇やな」「いあや最初はすることないけど、川の中におりた人たちがしばらくしたら、たくさんゴミを集めるからそうなったらてんてこ舞いですよ。」本当はそうなっては欲しくないが、ごみ拾いを開始する前に本の様子をデジカメに収めておこうと板金滝の下までバイクでさっと見て写真を撮ってきてので、例年通りゴミはいっぱいあることは分かっていた。

 さて、始まって見るとそのとおりになった。川の中でゴミを拾う人は70Lの厚手のゴミ袋を持ち拾ってゆく。重たくなったら上に向かって叫び、フゴを下ろしてもらう。それにゴミを移し替え、ロープを結んで上から引っ張り上げてもらう。ゴミは水の中に浸かっていたのでかなり重たくなっている。それに、金属も多い。また、途中の岩や、木に引っ掛かり簡単には上がってくれない。「わざわざ川の中に捨てなくても道路端に置いといてくれたらどんだけ楽か」「わざわざこんなところまで持ってこなくても家でちゃんとゴミステーションに出せばいいのに」

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 1時間半ほどで二人が帰り、6名となった。外は暑いが川の中は涼しい。深いところもあり、川の中4名体制が3名となった。まだ予定範囲の4分の1ほどしか進んでいない。やたら衣類が多い。じゅうたんや毛布もある。水を含み重い。地デジ化によるものなのかテレビの投棄がやはりあった。鉄骨、冷蔵庫、電気工事で出たごみ、ペットボトル、ビン、カン。新品の海水パンツもあった。値札や器具がついたままだ。おそらく万引きしたものではないか。そんなものが2つ。別の場所では値札がかたまって落ちていたので、万引きして何点かはそこで着用したのだろう。今回は紙おむつ(パット)がたくさん落ちていた。それが入った袋にカビキラーのスプレーが入っていた。綺麗好きなんだろうな。だのになんでよそに捨てるネン。

 休憩する時間がもったいないのでどんどん進んでいったが、お昼ごはんをしっかり食べる暇がなかったのでだんだんエネルギーが切れてきた。しかし、3人では広すぎる。腰が痛い。「疲れたー」と思っていると道路から、田中さんと恵須川さんがあまーいオレンジジュースを差し入れてくれた。特別うまかった。これで最後の板金滝までたどり着けた。そして、滝つぼ横に打ち寄せられている大量のペットボトルと発泡スチロールに挑んだ。ついさっきまで知っている中学生たちがここで泳いでいた。彼らの名誉のために言っておくと、上記の万引き商品は彼らが来る前から存在していたので彼らとは無関係だ。

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 著者は以前からこの区間を「ジャコトリランド」にしてはどうかと書いてきた。川遊びのできるプレイパークだ。この滝つぼともう一か所、著者でも背が立たないところがあるので十分危険だ。それに用水路の取水口もある。地元の方、水利組合の方と相談がないとこんなこと勝手に言ってても仕方がないのだけれど、危険と利水そのあたりを十分考え、問題解決できれば面白い場所になる。子ども達が川遊びをしてくれると言うのはなんて素晴らしいことか。自然を毛嫌いする子どもも多い中、自然に対して興味がある子どもたちなのだ。しかし、学校の決まりで「川や池や山で遊ばない」というのがある。ブタが学校の先生をしていて時、このすぐ近くの猪名川で2人の子どもがおぼれて亡くなった。その二人はうちの寺の墓地に眠っている。水の怖さを体験できる機会を子ども達に作る事が、その子たちの供養になるのではないか。そんなことを思いながらきれいになった川を見ながら片付けをした。家に帰ると545涼しい一日だった。

(平田)

川西市内一斉ゲンジボタル調査 2011年



 グラフをご覧になってほしい。18年間の調査で3番目に低い記録だ。でもこの数字はあまりあてにならない。ゲンジボタルの調査は基本的には1か所につき1回だけしか調査しないので、タイミングの良し悪しで大きく変化する。今年は、冬が厳しく、春が遅かったから、ゲンジボタルの羽化も遅かったように思われた。しかし、例年通り、第1週の土日を中心に調査したので、早すぎたかも知れないが、これだけの調査場所をヒメボタルのように毎日観察することは不可能なので、正確さをこの調査に求めることはできない。しかし、1か所1か所についてはその地でのその時点の記録として意味がある。
 さて、筆者が行った所としては、調査はしていないが、石道がある。川西市の自然ふれあい講座の下見で6月2日に行ったが、昨年ほどではないがかなり見ごたえがあった。4日に子どもたちが参加する本番があったが、同じぐらい出ていたように思う。調査はその時、正井・大森の両氏によって行われ392頭でまずまずの数だった。その後11日に正井氏が行ったところかなり減っていたということなので、石道はピークに近い時点で調査出来たのではないだろうか。
 筆者は、6日、一庫、山原、西畦野、赤松や猪名川沿いをまわった。山原は昨年56頭だったのにたった2頭。赤松は高原寺住職が事前に調べられたところ9頭だということだったが、23頭も出てくれた。これからまだ増加していく途中だったか。
 7日、黒川以北や龍化地区を調べたが、肌寒い感じで、全般的に少なかった。7月に例会を行う龍化地区は4頭だったが、例会の下見で2リーダーが21日に行ったところ 20数頭を数えたという。
 津山氏が4日に行った芋生川、柳谷川は昨年並みで多くもなかったのに、17名もギャラリーがあったとのこと。芋生川ではカジカの声が聞かれ、柳谷川上流部にあたるけやき坂高層住宅下の遊水池の下流で今回初めて3頭(平成21年に遊水池で3頭)発見された。
 同じく4日恵須川氏のグループは矢問川の赤坂池~篠山線で12頭、塩川は合流点からR173までで21頭。いつもそれなりに楽しめる西多田地区内では今年初めて0頭。猪名川本流は最低の1頭。「今年は例年になく少ないと感じました。気候の関係もあったと思うが、数日前の豪雨の影響が大だと思う。大きな川より西多田のような農地に沿って流れる水路はよりその影響が大きかったのではないか。」と恵須川氏は考える。
 5日畚野・田中廉チームは初谷川~大路次川へ。昨年の半分だったが、「見に来ている人が全くいない。あまり出ていないということを知ってるんや」。ギャラリーとホタルの関係というのも面白い。
 11日には井上氏が塩川を調査。昨年も少なかったがさらに今年は少ない。東多田地区内の水路も改修が行われ見られなくなったところが多い。上流部でやっと1頭。同じく11日、市原氏は最明寺川の満願寺付近を調査。47頭とここではまずまずの数。人出もあったという。(調査日が遅かったのがよかったのか?)
 13日には下流の南花屋敷付近を調査。人出はあったが、「駄目ですね」という言葉が交わされており、15頭。いつもいるはずのところにいなかったという。「厳冬で発生のピークが遅れ、調査のタイミングが合わなかったので少なかった」。あるいは「昨年の猛暑の影響で水温が上がりすぎ、幼虫が途中で死んだ」とも考えられなくはない。
 ゲンジボタルの場合かなり減少したとしても一転して増加することも経験しているのでそうは心配しないが、ただ、石道が今年で最後になると思うと残念で仕方がない。今年の場合、川西の訳43%を占めていた。石道の古い用水路に入ると長靴の下でブチブチと音がする。カワニナやヒメタニシを踏みつぶす音だ。この貝やヤゴ達をどうにか出来ないか。他所に混乱を与えない形で救出するにはどうすればよいか。アイデアがあれば教えてほしい。
 こんなに見事な蛍の光の帯がもう見られなくなるなんて。残念で、残念で、残念で仕方がない。
(平田)

2011.06.23 第1回せっちゃんの植物三昧

 例会は時間内に一定のコースを歩かなければなりません。帰りの事も考えるとそうもゆっくりできません。植物に興味のある人がいると、先頭をゆく人と徐々に距離が開き、先頭には「待って下さーい」、植物に興味のある人には「早く、早く」となかなか大変です。やはりじっくり見ないと見過ごすことが多くあります。そこで今回、新しくスタートしたのがこの「せっちゃんの植物三昧」。ただ集合時間と場所、解散時間だけを決めて心ゆくまでじっくり見てもらおうという会です。

  さて、第一回目は清和台阪急バス営業所前に集合で「石道」に行きました。特に見たいところは第二名神で失われる場所です。何があったか知らないうちに開発されてしまうのは残念です。しっかり調べておきたいし、今からでも何かできる事はないだろうかと平田は思い、場所決めをしました。

  梅雨の中休みなのか、いいお天気で、大阪は最低気温が25℃で熱帯夜、最高気温は33℃の真夏日でした。しかし、外は結構風が強く、思ったより暑くなく、むしろさわやかでした。はじめに田中廉さんの挨拶兼主旨説明があり、出発。石道の入口までは我慢してサッサと行こうということにしたのですが、野尻川の橋の上あたりから徐々にスピードが落ち、石道温泉手前の白い花(ハナニラ)に引っ掛かってしまいそこから一気にスピードダウン。自動車も多いので、何とかけしかけてオービックスポーツセンターの道に入りました。ここからはもう気兼ねすることなく道端の草木を手に取って(手に取ったものがかぶれる恐れのあるヤマハゼやヌルデ)、図鑑と見比べ、確認していきました。今回はせっちゃんこと吉野さんだけではなく、植物に詳しい畚野さん、井上さん。それに分厚い図鑑を持ってきた田中廉さんも結構詳しい。はたから見るとかなり不思議な人々に見えたでしょう。

  一台の軽トラがゆっくりとやって来ました。正井さんが「観察会をやっていると説明すると、軽トラのおじさんは「すぐそこにあるビワの実が食べごろだからいくらでもとってもいいよ」と言ってくださった。どうやらここはアクセス道路にかかるようです。おじさんの好意に甘えてビワをいただくことにしました。甘い。みずみずしい。10人の男女はむさぼるように食べました。本当においしかった。

  ビワから元気をもらった10人は更にスピードを落とし、植物を観察し続けました。好き、興味があるということは恐ろしい。こんなにもゆっくり歩けるのです。多種類を見つけ出すことが出来るのです。小さなため池で大きなオタマジャクシを発見。アメンボウやイトトンボもいます。早速「生きている猪名川」で調べました。尾の先端がきれいな水色のものを探してみると、クロイトトンボとアオモンイトトンボの2種がありました。池の実物と見比べると、池にも2種類いて、オス・メス連結してヒシの葉の裏に産卵しているのがクロイトトンボのようで、それより少し大きいのがアオモンイトトンボのようです。

  池の反対側の畔に座り込んで図鑑と草を見比べている人。第二名神の計画図をひろげ、アクセス道路の位置を確認している人。記念写真を撮ろうという平田。ここでしばらく昼寝がしたいという人。アクセス道路になるのか、休耕田がありました。湿っけているので道端とは違うものが出てきます。また歩みは完全にストップ。そしてやがて解散の3:30。アッという間の二時間でした。次回はここから観察をスタートすることにして、畦野へ向かう人、清和台へ戻る人に分かれました。

  清和台に向かって戻りだした私たちの目の前をキジが飛びました。一同興奮。田の中ではカルガモが盛んに稲の分結しているあたりをくちばしでつついています。エサになるようなものがそこにあるのでしょう。フト横を見るとモリアオガエルの卵塊。三つあります。あれだけの人数で歩いていても視点を変えると新しいものが見えてくるのですね。畦野へ向かったグループはまたいろいろ植物を見つけただろうな。そんなことを思いながら真夏のような日差しの中での観察会を終えました。(平田)


せっちゃんの植物三昧〈石道〉 リスト

植物
あかね科 カワラマツバ(花盛り)、ヘクソカズラ  いぐさ科 クサイ、ハナビゼキショウ いね科 カズノコグサ(枯れた穂と茎)、カモジグサ、シマスズメノヒエ(実なりかけ)、チゴザサ うるし科 ヌルデ、ヤマウルシ、ヤマハゼ かたばみ科 オッタチカタバミ(花)、カタバミ、ムラサキカタバミ(花) かにくさ科 カニクサ かやつりぐさ科 ホタルイ、マスクサ(カヤツリグサ) ききょう科 ミゾカクシ(花) きく科 セイタカアワダチソウ、チチコグサモドキ、トゲチシャ、ノゲシ、ハルジオン(花盛り)、ハルジョオン(花)、ヒメヨモギ、ブタナ、ヨモギ きょうちくとう科 テイカカズラ(花) きんぽうげ科 センニンソウ、ボタンヅル くすのき科 ヤマコウバシ ぐみ科 ナワシログミ くわ科 イタビカズラ、コウゾ(実) うらぼし科 ワラビ ごまのはぐさ科 オオイヌノフグリ(実)、オオカワジシャ(枯れかけ) しそ科 ウツボグサ(花)、トウバナ(花終わりかけ) せり科 オヤブジラミ(花)、セリ、チドメグサ せんだん科 センダン たで科 アレチギシギシ、イタドリ、エゾノギシギシ、ママコノシリヌグイ(花) つつじ科 モチツツジ つづらふじ科 アオツヅラフジ とうだいぐさ科 ナンキンハゼ
どくだみ科 ドクダミ(花) なす科 ヒヨドリジョウゴ にれ科 エノキ ばら科 ソメイヨシノ

その他
アオサギ ウグイス カルガモ カワラヒワ キジ シジュウカラ ツバメ トビ ハシブトガラス(交尾中?) ホオジロ ホトトギス アオモンイトトンボ、クロイトトンボ(連結中)、ハラビロトンボ  ザトウムシ モリアオガエル(卵塊3個) ウシガエル?

加茂のヒメボタルの推移 ~2011年


 

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
0   77 79 71 103 35 8 0 0 0 0 0
1 20 24 100 49 44 29 16 64 103 65 129 158
2 0 4 14 20 7 0 1 5 1 1 13 7
3 375 296 271 261 166 141 64 77 83 48 126 74
4 752 133 188 231 327 336 226 337 301 235 341 212
5 29 85 103 65 51 7 9 13 14 4 1 5
6 34 75 16 45 65 50 47 89 123 123 33 73
7 309 120 81 72 124 62 45 67 80 51 32 123
8 7 3 1 0 2 1 0 8 4 0 0 0
9 187 114 200 81 155 112 56 38 65 43 51 31
10 547 191 102 88 124 111 29 19 50 72 156 106
11 25 25 28 81 39 1 2 5   2 16 10
合計 2,285 1,147 1,183 1,064 1,207 885 503 722 824 644 898 799
※列は年度、行は調査場所の番号 ※1997-2000年度は集計方法が異なるため,参考値です。
 

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