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川西自然教室

兵庫県川西市で活動する「川西自然教室」の公認ホームページです。 里山、野鳥、蛍(ホタル)、野草、きのこなど、地域の四季折々の自然を楽しみ ながら、毎月いろいろな行事やイベントを行なってます。

   

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6月の川西きのこクラブ(五月山)

そろそろキノコ出現。ニイニイゼミ初鳴き (6月24日日曜日)
 
 梅雨の合間だが、そろそろ午後から雨が降りそう。阪急池田駅に集まったのは、扇・澤山・吉野・加藤・高峯と私の6人。あと緑のセンターで池田人と自然の会の松本・升方さん及び五月山グリーンエコーの中川さんともう一人の合計10人の観察会となる。
 児童文化センターの入口の坂の植木下で昨年と同じくツネチャダイゴケを見つける。反対側にはほとんど黒ずんだムジナタケの群生。梅雨の水分を含み鮮やかなヒイロタケなど。
 緑のセンターより山へ入る。昨年に比べキノコは少ないが、それでも杉が谷入口でアメリカウラベニイロガワリを見つける。ナイフで割くとすぐ青変する。堰堤手前でカブトムシ(♂)をゲット。一人前に角を振り上げる。
ヒラタケやミドリニガイグチも見られる。去年までロープをよじ登った堰堤に、ダイハツから贈られた鉄製の階段がついている。そのせいか以前よりこのコースを歩く人が多い。ワイルドさがなくなり複雑な気持ち。
 切り株にびっしり密生しているのは、図鑑で調べセンベイタケと同定。周りにはハカタシダ・リョウメンシダ・イノデ・フモトシダなどここはシダの宝庫だ。渓の上ではソウシチョウが鳴き交わす。天気は持ち直し暑くなってきた。12時過ぎ、展望台下のベンチで信楽のタヌキを見ながら昼食。足元にアブラアセタケ。
午後はひょうたん島コースをとる。ツルタケ・ベニヤマタケ・シロヒメカラカサタケやあちこちにケショウハツが鮮やか。イヌビワが青い実をつけている。2時半ごろ緑のセンター着解散。帰り大広寺の下で今年初めてニイニイゼミの鳴き声を聞く。(リーダー井上道博)

今日観察したキノコは次の37種。                      
[ベニタケ科] ケショウハツ・クサハツsp・クサハツ・チチタケ・ニオイコベニタケ
[タコウキン科] コフキサルノコシカケ・ヒイロタケ・ハカワラタケ・センベイタケ・カワラタケ
[キシメジ科] アマタケ・ダイダイガサ・ヒメカバイロタケ
[ヒトヨタケ科] ムジナタケ・イタチタケ・センボンクズタケ
[フウセンタケ科] チャツムタケ・カブラアセタケ
[変形菌] ホネホコリ・タマサンゴホコリ・マメホコリ
[チャダイゴケ科] ツネノチャダイゴケ
[オキナタケ科] コガサタケ・ヤナギマツタケ
[イグチ科] アメリカウラベニイロガワリ・ミドリニガイグチ
[キクラゲ科] キクラゲ
[ヒメキクラゲ科] タマキクラゲ
[シロキクラゲ科] ハナビラニカワタケ
[ヒラタケ科] ヒラタケ
[テングタケ科] ツルタケ・アカハテングタケ
[ヌメリガサ科] ベニヤマタケ
[ハラタケ科] シロヒメカラカサタケ
[クロサイワイタケ科] マメザヤタケ
[ホコリタケ科] ノウタケ
[不明種] 枯れ木に茶オレンジの苔のような菌(コウヤクタケ科かタコウキン科か)
 
その他
[野鳥] ウグイス・ソウシチョウ
[蝶・蛾] アオスジアゲハのサナギ・ルリタテハ・コミスジ
[植物] イヌビワの実・ハカタシダ・リョウメンシダ・イノデ・フモトシダ
[昆虫] カブトムシ・ニイニイゼミ
[哺乳類] イノシシのラッセル跡など



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参加者のブログ紹介

7/11-12で行われた「妙見山のヒメボタル&ムササビ探検隊」に参加された方がブログを書いてくれています。

エイチアンドエヌのハイキング日記
妙見山のヒメボタル ~川西自然教室編~ 2012年7月12日木曜日
http://kacho-4th.blogspot.jp/2012/07/blog-post_12.html




 

2012年度ゲンジボタル調査まとめ

こんなスゴイのみたことない!石道を失うなんてもったいない。

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 グラフをご覧になってほしい。19年間の調査で4番目に高い記録だ。昨年も書いたが、この数字はあまりあてにならない。ゲンジボタルの調査は基本的には1か所につき1回だけしか調査しないので、タイミングの良し悪しで大きく変化する。今年は桜が遅かったので、少し遅めの設定をした。全体の合計数は昨年の3倍以上になった。調査日が発生のピークと重なって高い数字となったのか、実際に多かったのかと問われると、ギャラリーの数も徐々に増えていたので、実際多かったのではないだろうか。
 さて、筆者は川西市の「自然ふれあい講座」の下見で6月1日に芋生川に行ったが、本当にポツリポツリだった。前日、石道のN会員より石道ですごく出ているという情報が入っていたので、その後、石道に向かった。石道大橋を渡り田の中の道を奥へと進むと、まるで巨大な生き物が呼吸しているような光景が目に飛び込んできた。19年間も見続けているが、今までで一番だ。毎年、川西市の自然ふれあい講座をここで行っているのだが、3月に「6月の観察会が可能かどうか」工事会社に問い合わせたところ、「入れない状態になっている」という答えだったので場所を変えたのだが、残念。子どもたちに見せてやりたかった。この素晴らしさは一生記憶に残ることだろう。
 石道の場合、その密度がすごいのだ。幅跳びの得意な人なら何の苦労もなく飛べる程度の石組みの古い用水路。そこにぎっしり詰まった感じで棲息している。また上流部の水田と山の境目あたりもすごい。それらが同時明滅し、何か大きな生き物が呼吸をしているように見えるのだ。
 石道の調査はその2日後の6/4に行った。少し減ったように思われたが、数えてみると1384頭という最高の数になった。ギャラリーが増えていた。ネットのことは分からないが、口コミで広がっているのではないか。
 6/4、その後、筆者は赤松へ。棚田のところは昨年の半分ほどだったが、高原寺住職が「案内したいところがある」というので連れて行ってもらったのは高原寺下流の清和台内の三面張りの水路。土砂がたまって草が生えている。その草むらがピカピカ光っている。飛来したのを捕まえてみるとゲンジボタルだった。下流のオアシス東側にはギャラリーも来ており、関心が高まっているようだ。
 6/5、一庫や山原を調べたが少なかった。北陵高校下の三面張りの用水路にはたくさんいた年もあったが今年は少なかった。樹が茂りすぎか?今年初め山原のゴルフ場横の三面張用水路がゴルフ場内に取り込まれ、自然の川もどきに改修された。今回は改修したてでパラパラ程度だったが、来年以降どう変化するか見ていきたい。
 6/5帰りに、地元平野のパッチ池の谷に行くが、0。春、カワニナを探したが見つけられなかったので、ここの源氏はついにだめか?樹が茂りすぎで日が当らず、カワニナのエサである、水中のあのヌルッが出来ないのか。あるいは、かつては上流のパッチ池が釣り堀で、栄養豊富だったが、やめたので貧栄養になったのだろうか。石道の用水路は上流にゴルフ場があり池がある。その下は川底一面にカワニナとヒメタニシがひしめき合っている。ゴルフ場の肥料を餌としているのだろうか。
 11日、黒川は公民館からキャンプ場までの間に見られた。キャンプ場内は少なかった。国崎の田尻川や野間川は見事だった。一部立ち入れなくなっているところもあり少し離れてのカウントになったところもあった。石道より川幅が広く、山奥なので車さえ来なければ漆黒の闇なので、これも見ごたえがあった。その後、龍化地区を調べたが、ここも例年になく多かった。猪名川町域になるが千軒のキャンプ場付近は見ごたえがあった。
 津山氏は8日に予定していたが雨のため10日に変更。10,11年と40頭台と低迷していた芋生川は4倍近くの169頭。地区の中心付近の芋生橋~中園橋が65頭と目を引く。今年はけやき坂ゴルフ場入口付近や若宮まで足を延ばし、ゲンジボタルを確認している。また今年もカジカが下流の方で聞こえたとのこと。柳谷川は新規に竹中研修所の脇の滝付近を調べたところ20頭見つかり、昨年の5頭から大躍進。
 6/10井上氏は東多田の潮音寺池0、東多田水路9、山谷池下流21の計30頭を確認(昨年1頭のみ)。調査中にシカ2頭と出会った。そこから平野の塩川に足を伸ばし、山ン滝周辺で71頭を確認。(ギャラリー10人ほど)平野駅~一の鳥居で5頭。その先能勢カントリーまでで10頭確認した。
 6/12恵須川・井上両氏は矢問川12頭(表には吉野氏の報告を載せている)。乳母が池15頭やドンド橋奥9頭を観察し、猪名川本流で7頭、そこから塩川へ入りマンダイまでで36頭、吉野屋までで5頭確認している。
 6/10畚野・田中廉チームは初谷川で昨年の4倍の77頭を確認。特に笹部の川原橋上下流付近で57頭。大路次川はポツリポツリの10頭だった。
 6/10市原氏は最明寺川下流の南花屋敷付近を調査。12頭。6/11は満願寺付近を調査。15頭と昨年よりも減っている。
 松が丘の前川を正井氏が調べ1頭確認。やはりいるのだ。しかし、第二名神の予定地東畦野の水路へは長谷川さんに何度か行ってもらったが見つけられなかった。
今年は昨年未調査だった所にご近所の会員さんに行ってもらい調査していただいたおかげで「未」が0となった。ご協力ありがとうございました。
 リーダーの高齢化も問題になって来ている。夜間の調査なので、危険も伴う(今年は2尾のマムシに遭遇。6/2多田院)が、楽しい調査なのでいろんな人に協力してもらえるような体制作りをしていかなければと思う。
 ゲンジボタルの調査を通して身近な自然に関心を持ってもらえると思う。ホタルだけが大事ではなくホタルをはぐくむ自然全体があってこそのホタルなのである。そのあたりが調査を通じて実感できる。来年はもっと多くの方をお誘いできたらと思う。
 リーダー平田信活



 

10年目を迎える黒川いなかクラブ!

ひょんなことで、‘こげら’合冊本Ⅷ.を見ていたら、2003年7月号にいなかクラブ通信№1(6/7の分)が載っているのを見つけ、今月で10年目を迎えるんだ、とちょっと感動した。10人の参加があったことを思うと今はちょっと寂しいが…!
そんな話をしながら、4人作業場に着く。今回は資材運びがあるので車での移動である。近くのハウスで作業をしている母子に、何をしているのかな?と不思議そうな(疑惑?)顔をされながらも、みんなで資材を運ぶ。
その後、楽しみにしていたモリアオガエルとの再会をする。きれいなうぐいす色をしたモリアオガエルが今年も待っていてくれる。じーっとしているやつ、木の枝にダイビングしてきたやつ、卵を産んでいるやつ、それに群がっているやつなど 今年もいる、いる。ただ、卵塊は10個ほどで、いつもより少ない上に、木の上の方にある。(池の水量が少ないからなのか?時期の問題か?)自然は奥が深い!先ほどの母子が私たちのフィールドとモリアオガエルを興味津々訪れてくれる。子どもがいると、また楽しい。

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それから、いつものようにそれぞれが作業をする。(里山整備・燃材確保・施設作りなど)今回は、充電式のチェーンソーまであったので、いつもとは違った作業ができた。2時間ほど経っただろうか…。試作中のテーブル(囲炉裏)を囲みながら昼食にする。
そして、昼食後作業の続き・後片付けをして帰路に着く。正式発足前の準備期間以来10年間あまり、ここでいろいろな人と出会い、お世話になり、素敵な時間を過ごすことができていることに改めて感謝したい。(市原)



 

7月の自然観察会(例会)のご案内

7/14() 夕涼みナイトウオ-ク (一庫ダム、龍化吊り橋、千軒)
                                                                                                               
今回は万歩計で5000歩程と平坦な舗装された道を歩く初心者も安心して参加できるコ-スです。山下からバスに乗車し深谷下車。一庫ダム沿いを行き新丸山トンネル手前を右折し国道を離れ、静かな一庫大路次川沿いに歩きます。下見(6/19)時にはクマノミズキが満開で甘い香りがします。アカメガシワ、ムラサキシキブも開花中。龍化吊り橋付近でユクノキが3年ぶり!に白い花を咲かせています。川沿いに遡行すると漁協の管理事務所に到着。ここで夕食となりますが、虫が多いので虫除けが必要でしょう。ここから千軒まではひと歩き。昨年は千軒キャンプ場(トイレ有)付近で20数頭のマドボタルを観察しましたが果たして今年はどうでしょうか?

みなさまのご参加、お待ちしています!

集合: 山下駅 17時45分
 バス時刻(土曜日)
 行き: 山下発: 17時58分 バス料金170円
 帰り: 千軒発: 20時56分 バス料金230円


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